BBB ~ 変人たちの集まり ~ 【完】


「もう、そういうのいいって。

早く外して。いい加減にしないと俺も本気で怒るよ?」


くそっ!

大抵の女は、これで落ちるのに…!


やはり、男じゃ無理か…

仕方ない…


「ぐぁぁぁっ!」


俺は、翔がつけている首輪に電流を流すボタンを押した。


「ど、どうしたの、翔ちゃん!」


「すごい声聞こえたぞ…」


「何かあったんですか…!?」


翔の叫びを聞いた南さんたちが部屋に入ってきた。


「すみません。

今ちょっと結城が私にダーツの矢を刺そうとしてきたので軽く電流を流しました。」


盗聴器のことは南さんたちには話せない。

変態とも思われたくもないが、一番は、翔が変な行動をしないためだ。


南さんたちに、盗聴器を外されたら困る。


「……あぁ、そうなのか…

じゃあ、戻るわ。


あまり、結城をいじめんなよ?

マジで苦しそうだからな…」


南さんは、七瀬さんを無理矢理部屋から出し暁くんを連れて部屋を出た。