「もう、ウザイ!離れ…「どうしたの、弥生さん?」
翔ちゃんと南が私に心配な顔して近づいてきた。
「また、次から次へとナンパかよ…」
南が私の隣にいる男の顔と私の態度を見てナンパだと気づいて、ため息を吐いた。
「もぉ、翔ちゃんっ…!
こいつ、マジでウザイの…!
どうにかしてっ…!」
私は、翔ちゃんの腕に抱きついて男を見た。
翔ちゃんは、私を庇うように後ろにさげ…
「すみません。
ナンパなら、他をあたってください。」
男に私を諦めろと言ってくれた。
翔ちゃーん!
カッコイイよぉー!
「へぇ…あんたが弥生が惚れている男か…
確かに、イケメンだな…」
そうよ!
翔ちゃんは、あんたなんかよりイケメンよ!
さぁ、自分が下だと実感したなら消えて!
「俺さ、狙ってる女が好きなヤツいるとかすげぇ燃えるんだよね。
そんなヤツをオトしたくなるじゃん?
それで好きな相手がイケメンとかなら、もっと燃えるんだよ。
イケメンなら、オトしにくいし…
俺よりイケメンは、大っ嫌いだからさ。」
妬みね…
あんたは、性格をまず直した方がいいわよ。
そんなんじゃ、南にだって負けるわよ。



