BBB ~ 変人たちの集まり ~ 【完】


「もう、ウザイ!離れ…「どうしたの、弥生さん?」


翔ちゃんと南が私に心配な顔して近づいてきた。


「また、次から次へとナンパかよ…」


南が私の隣にいる男の顔と私の態度を見てナンパだと気づいて、ため息を吐いた。


「もぉ、翔ちゃんっ…!

こいつ、マジでウザイの…!


どうにかしてっ…!」


私は、翔ちゃんの腕に抱きついて男を見た。

翔ちゃんは、私を庇うように後ろにさげ…


「すみません。

ナンパなら、他をあたってください。」


男に私を諦めろと言ってくれた。


翔ちゃーん!

カッコイイよぉー!


「へぇ…あんたが弥生が惚れている男か…

確かに、イケメンだな…」


そうよ!

翔ちゃんは、あんたなんかよりイケメンよ!


さぁ、自分が下だと実感したなら消えて!


「俺さ、狙ってる女が好きなヤツいるとかすげぇ燃えるんだよね。

そんなヤツをオトしたくなるじゃん?


それで好きな相手がイケメンとかなら、もっと燃えるんだよ。

イケメンなら、オトしにくいし…


俺よりイケメンは、大っ嫌いだからさ。」


妬みね…

あんたは、性格をまず直した方がいいわよ。


そんなんじゃ、南にだって負けるわよ。