「翔ちゃんが全部似合ってるって言うなら…
全部買っちゃうっ!」
七瀬は、服を全て持ってレジに向かった。
あいつ、マジで買いやがった!
そんなんで買うとか、金勿体なさすぎだろ!
七瀬は、両手に袋を持って俺らのとこまで来た。
結城は、当たり前のように七瀬が持っている袋を持ち、次はどこに行こうか?と言っている。
「いいよ、翔ちゃん!
私が買った荷物だし、自分で持つよ!」
「大丈夫だよ。そんなに重くないし。
俺が持ちたいだけだから。」
負けた…
こいつは、顔だけじゃねぇ…
性格までイケメンだ。
そりぁ女は、こいつに惚れるわ。
こいつらの光景を見ていた周りの女たちは、羨ましそうに七瀬を見ていた。
「お兄さん?行くよ?」
俺が呆然と立っていたから、結城が心配そうに俺に言ってきた。
「あぁ、今行く。」
見習おう。
こいつの真似をすれば、俺もイケメンになれる!
顔は、どうしようもないけど…
性格イケメンになろうっ!