~ 優 視点 ~


「見て見て翔ちゃんっ!これ似合う?」


「うん。すっごい綺麗だよ、弥生さん。」


七瀬は、服を買いたいとかで試着して結城に見せていた。

結城の言う通り、七瀬は綺麗だった。


たぶん何着ても似合うだろうな…


「ねぇ、翔ちゃん。

どの服が一番私に似合ってた?」


「うーん…

弥生さんが着たやつ全部似合ってたからなぁ~


弥生さんは、何着ても似合うよ。」


うわっ、こいつ…

さらっと恥ずかしい台詞言いやがった!


イケメンすぎだろっ!


しかも、めっちゃ笑顔で言うから…

七瀬や周りの客が顔赤くしてる!


「うん?弥生さん、顔赤いよ?大丈夫?

寒い?俺、服貸そうか?」


しかも、天然か!?

いや、これは狙っているのか?


マジで、イケメンすぎだろっ!


「……翔ちゃんって、やっぱりイケメンっ!

もぉ、カッコよすぎで倒れちゃう!」


「倒れないでよ、弥生さん…?」


なんなんだよ、こいつ…!

マジで、イケメンじゃん!


顔もいい。性格もいいとかないだろ…!

変人なのに、こういうとこ…スゴイし!


神様は、不公平すぎるだろ!

俺にも、一個くらい何かください!