結城は、食べ終わると…
「もっと買ってくるっ!」
席をたち、ケーキが並べてあるところでケーキを選らんでいた。
あいつ、よく食うな…
あんなに痩せてんのに、肥えないのか…?
「本当に翔ちゃんって甘いもの好きね…」
七瀬は、ケーキをどれにするか選んで難しい顔をしている結城を見て笑って呟いていた。
「……お前って、マジであいつが好きなの?
見た目は、いいけど…
中身は、変わりもんだぜ?」
認めたくないが…
結城は、爽やかイケメンだ。
あっ、見た目だけな?
でも、中身が最悪だぜ?
よく、そんなヤツ好きになれるな…
「翔ちゃんは、カッコイイ顔してるよ。
だけど、私は翔ちゃんを顔で好きになったわけじゃない。
私は、モテるのよ?
顔なら翔ちゃんくらいのイケメンは、沢山言い寄られてきたし、手に入れてきたわよ。
だけど、翔ちゃんは中身も完璧なの。
私は、翔ちゃんの性格に惚れたのよ。」
七瀬は、ケーキを一口食べると何かを考えてるように話さなくなった。



