「早く行くわよ!翔ちゃんとデートする時間なくなっちゃうじゃない!」
「えっ、ちょっ…うわぁっ!」
俺は、無理矢理七瀬に手を握られ事務所から出され、デートに参加させられた。
結城は、ニヤニヤと笑ってるし…
最悪だぁー!
俺はそのまま、こいつらと出掛けるはめになった。
「翔ちゃ~ん。どこに行く~?」
「う~ん…
弥生さんの好きなとこでいいよぉ~?」
七瀬は、結城の腕に抱きついて周りから見てもお似合いでラブラブのカップルに見えるよな…
でも、結城の首には首輪がついてんだぜ?
普通引くだろ?
なのに、周りは何も言わないし気にもしてない。
理由は…
結城に似合ってるかららしい。
こんなとき、イケメンっていいよな~
俺が首輪なんてしてたら、キモい…とか言われてゴミを見るような目をされるぜ、きっと…



