「水無月、別にデートしてもいいでしょう?
一人じゃないんだし。」
「ダメです。結城と七瀬だけの行動は許可しません。
七瀬は、結城に甘いですから。
首輪を外そうと何かするかもしれないですから。」
あぁ、まぁ…
考えられるよな…
「結城と七瀬、あともう一人で行動するなら許可します。」
「あともう一人…
じゃあ、暁くんがいい!」
七瀬の考えが手にとるように分かるよ…
暁くんなら、七瀬の邪魔をしないって思っているんだろうな…
「…ごめん、弥生さん。
僕、今から寝ようと思うんだ。
昨日、あんなことあったから…
疲れてて、休みたいんだ…」
あっ、そっか…
あのあと、七瀬とかに事情を話したりとか色々あったから寝てないんだよな…
それに暁くんは、裏暁くんが出ると物凄い消耗するみたいだし…
「……じゃあ、お兄さん。一緒に行こうよ。
どうせ水無月は、なんかするんだろ…?
じゃあ、残ってるのお兄さんしかいないし。
それに、俺…
お兄さんともっと話したいことあるからさ…」
「いや、俺も寝ようかな…?」
冗談じゃねぇ!
お前らと行動したら、何かトラブル起きそうでごめんだ!



