「えっ、悠真…マジで…?
マジで俺を自由にさせない気…?」
「はい、もちろん。
あなただけ自由はズルいですからね…
枷を付けさせてもらいました。」
本気だ…
水無月の目が怖いくらい本気だと分かる。
結城もそれに気づいたのか、無理矢理外そうとしていた。
あいつ、電流が流れるの怖くないのか…!?
「ぐぁぁぁっ!」
水無月の言った通り、結城の首輪に電流が流れたみたいで結城は苦しい声をあげて、その場に倒れた。
「翔ちゃん!翔ちゃん、しっかりして!
ちょっと水無月!やりすぎよ!」
「じゃあ、七瀬さんは結城がまたどこかに行ってもいいと言うのですね?」
「……でも、これは、やりすぎよ!」
「大丈夫です。結城は、これくらいで気絶しませんから。」
水無月は、結城のことを分かっているような口振りで七瀬に言った。
その言葉で、七瀬が少し嫉妬しているのが見てて分かった。