水無月は、あるものを結城に着けて…

はい、目を開けていいですよ…と言った。


ちょっと待て…

あれって、もしかして…


「えっ、何…?プレゼントは…?」


「渡しましたよ。ほら、首を見てください。」


結城は、抱きついている七瀬を離して近くに置いてあった鏡を見た。


「うぇーっ!何で、首輪が!?」


そう、結城の首には赤いとげとげがついている首輪がつけられていた。


「ちょっ、悠真っ!これ、何っ!?」


「それは、結城がどこにも行かないように首輪を着けました。

それには、発信器がついていて…
結城がどこに居ても分かるようになっています。


それは私以外、外すことは出来ません。

無理に外すと、死なない程度に電流が流れますから。」


あぁ、結城は放浪癖があるって言ってたよな…

そのためのアイテムか…