「いつかあんたは、そのガキのせいで死ぬ。
俺には、分かる。
あんたは、もうすぐ死ぬ。」
「そんなの分かるわけねぇだろ。
人生何があるか分からねぇ。早く死ねとは限らねぇ。
それに人は必ず死ぬんだ。
それを他人に言われる筋合いねぇよ。」
自分の人生だぞ。
他人に言われる人生じゃねぇんだ。
「フッ。面白い。
運命は、変えられないってことを教えてあげるよ。」
変人兄は、そう言って俺を殴り返し眼鏡をとった。
「翔。次はお前をちゃんと迎えに行くからね。
ちゃんと用意しとくんだよ?」
変人兄は、倉庫から出て行った。
もちろん濱田も一緒にな。



