俺は、辺りどころが悪かったせいか動けなかった。

男は、俺を踏みつけ気持ち悪いほどに笑っていた。


「翔に会える。こんな嬉しいことはないね~

君も久しぶりだね。俺のこと覚えてるかな~?」


やっと分かった。

あんたの以上な翔に対する愛でな…


「あっ、言わなくていいよ。

翔の声がまだ耳に残っているから、他の奴に汚されたくないからね。」


俺を踏みつけるのに力を入れない理由はそれか…


「はぁ…

翔、早く来てくれ…


もう三年も会ってなくて、翔を感じたいよ。」


気持ち悪いっ…!

この人は、昔から翔に対する愛が重いっ!


翔、来ないでくれっ!

お前がこの人に会って、暴走する姿…


また、同じことを繰り返すのは見たくねぇ!