あなたがいればそれでいい

「うん、俺ノワちゃんにお願いされたら世界征服をもしてしまうかもしれない」



「修作さん、真顔でやめてくださいよ」



「パパ？私そんなんこと頼まないからしないでね」



「うん、絶対しない」





また真顔で言うパパ
私の事を大事にしてくれて、いつも気にかけてくれる大事な人




「パパはなんでここにいるの？」


「ああ、実はここの理事長をしてるんだよ」


「理事長さん」


「ノワ、今まで通り呼べばいいよ。
いいですよね？修作さん」



「ああ、もちろん
ていうかそう呼んでくれないとパパは寂しいな」


「うん、パパ」



「ありがとう」




可愛いなあと頭をなでてくれるパパ
これ、好きだな。



「・・・・・」



頭をなでられていると急に抱きしめてきた要
うん、パパもすきだけど、要の方がやっぱり好きだな



「相変わらず嫉妬深いな
親子のスキンシップだろ」


「・・・・」



「はいはい悪かった」



要が睨むと謝るパパ
私が要以外に触られるのが苦手だって知ってるから要は守ってくれたみたい。
でも、パパなら大丈夫って言わなきゃな。