あなたがいればそれでいい

「要?できた」



「ん?ああ、ありがとう」



「うん」




要に褒められると嬉しい。だから自然と笑顔になる。
それに、要といると自分でキ人格をつくらなくていいから楽。それ以前に要の隣は落ち着く



「それじゃあ、行こうか」



そう言って差し出される要の手を迷わずとる。



「いつも置いてかれるから、嬉しい」



「だったら、そう言ってくれればよかったのに」



そしたらずっと一緒にいた。そんなこと言う要は本当に私を甘やかしすぎだと思う。
いつか、溶けてしまいそうになるほど




家から出て、学校まで二人で歩く。
その間に、学校のことを教えてもらった。


今から行くのは
秀英高校、不良校らしい。でも、学力も大切にしていて頭はいいけど私の頭脳じゃ問題ないらしい
そこには要のはいってる暴走族もいるんだって
クラスは要と同じ2-B