なにもない私から、ゆっくりと目を覚ます。横には優しい顔をした要
それに酷く安心する。



「要」




あれからもう一度お互いを求め合った私達は、その後すぐに寝てしまった。




「おはよう」




要の優しい声に、安心する。




「ん、今何時?」




「夜の9時」




「もう、そんな時間?」




なんとか会話してるけど、頭から離れないあの光景
ああ、嫌な夢を見た。そう、夢
これが現実なんだ。もう、私はあの頃の私じゃない




「ノワ」




優しく抱きしめてくれる要に私はいつだって、安心する