肉体的に弱い彼女と精神的に弱い彼氏



「雪さー」


「んあー」


「この前、高校の時の奴が雪の後ろを
ずっと一定の距離を保ちながら
尾行してたよ」


「はっ?身の危険を感じるんだけど」


「まあ通報しといたから」


「あ、ありがと」


「あのストーカー懲りてねーのな」


「理玖があんなに脅したのにねえ」


「もっと身長伸びれば目付けられなく
なるんじゃない?」


「またそんな無茶ぶりを…」


「まあ身長160以上に興味ないけど」


「え…」