肉体的に弱い彼女と精神的に弱い彼氏



「暗くなってきたし、
見送りにも行けるね。
じゃあ帰ろうか」


「うん」



お見送りは、日が暮れかける頃
手を繋いでゆっくり歩き出す


「日焼け止め塗った?」

「理玖が起きる前に塗ったから
大丈夫だよ、ありがと」

「ならいいけど」



こうして、私達のいつもの日々は
過ぎて行った