「……まあ絵梨佳が思うに、その人の仕事はホステスさんね。朝帰りの途中だったんだわ」


どこまでもズブズブと沈んでいってしまいそうな僕を見かねてか、鈴木さんの方から話しを進めてくれた。


「ホステス……何それ?」


聞き慣れない単語に、僕は顔を上げて尋ねる。


「小林くん、ホステスも知らないの?絵梨佳が教えてあげる。ホステスはね、男の人にお酒を注いであげたり、話を聞いてあげたりする仕事なのよ」


「ああつまり、接客業か」


「せっきゃくぎょう……何それ」