今日は楽しみにしていた、夏祭り。
晴ちゃんと行くんだ。
急がないと約束の時間になっちゃう。
「よし。浴衣おっけー。髪おっけー。
いってきまーす。」
浴衣が崩れないようにゆっくり歩く。
やっぱり、晴ちゃんはまだ来てないみたいだ。

少ししたら晴ちゃんが来た。
「希依ちゃん、ごめん。」
「大丈夫だよ〜。じゃ、行こっか。」