ドンッ


「す、すみません!」


誰かとぶつかった。


「いえ、こちらこそ」


顔を見ると、同じ年齢くらいの男の子だった。


「あ、あの!エレベーターどこにあるかわかんなくって...よければ、教えてもらえますか?」


「そこに...ありますけど...」


「えっ!?あ、す、すみませんっ!見てませんでした...」


「あはは、俺山下冬弥、よろしくな」


「私、会田莉愛です、よろしく」


冬弥君は何歳だろう。


「何歳ですか?」


「敬語じゃなくていーよ。14歳、中2」


「わ、私も!中2」


冬弥君も中2...ってことは同じ学校...


やったあ!!知り合いでーきたっ


「お、じゃあ同じクラスになるかもな、あ、俺今から遊びに行くんだ。じゃあな!」


「うん!ばいばい!」


かっこいいなあー


冬弥君。


奏太にちょっとだけ、似てたな。