部活の席は、ホルンとトランペットは近い。


隣。


しかも、その中で奏汰と私は隣。


最高。


「ねーね、奏汰。ここのリズムわかんなーい。」


「この前も言ったよな!?ここは、タタタッだってば。」


「忘れちゃうのっ。ありがとっ!」


これくらいしか喋れることが無いから、わかっていても聞く。


それくらい喋りたい。