「大好きだ」と言いたくて

「えー!まじで?お前って会田のこと嫌いだったの!?」


算数を教科書を引き出しから取り出そうとした時、窓側の席から、つまり美之里がいる席の方から声がした。


思わず、身体が反応して、そっちを見る。


「し、しーっ!莉愛に聞こえるでしょ。」


「とゆーことは、嫌いなんだー!」


「そ、そーいうことじゃなくてー!」


じゃあ、なんだよ。


てか、そーゆーこと、私の耳に届かないところで言ってよ。


涙、出てくるじゃん。