とりあず、美之里にメールした。


"美之里。私、転校することになった。"


「はぁ...。」


プルルルル


美之里から、電話が来た。


『え...嘘でしょ...!?冗談でしょ!?』


「本当。パパの転勤だって。パパが単身赴任ってことが出来るからまだ、悩んでんだけど...。」


『行けば?』


「...え?」


『いいじゃん。奏汰のこと忘れられるじゃん。』


「美之里は、どーするの?」


『莉愛には、もう言わなきゃって思ってたけど、私、アメリカ行くの。』


ア、アメリカ...!?


「え、いつ?」


『来月。』


「私も来月東京に転校。」


『そっか。ぴったり。ちょーどいいじゃん。』


「うん、そろそろ私寝るね。明日ね、おやすみ」


美之里も転校するんだ。


しかもアメリカ。


美之里はまだ片想いで、気持ちを伝えてないのに。


まぁいいや。今日は寝よう。