「なあなあ、奏汰ー」


「なんだよー」


ドキッ


廊下でアイツを見た。


あの日からアイツを意識してしまう。


「あのさ、美乃里。」


「んー?」


「私、中谷奏汰が好きかも...!」


私が気になってる相手。


中谷奏汰(なかたにかなた)がアイツ。


「まじで!」


「うん...。」


「頑張ってね!」


好きだと気付いたら、


意識をし始める。


目で追ってしまう。


これが、恋なんだ。