「大好きだ」と言いたくて

「いってきまーす。」


今日は歩きで行く。


2人にバレたら、まずいから。


約5分後、公園に着いた。


公園を覗くと、2人の姿があった。


「昨日のこと、どうなった?」


奏汰がその話を持ち出す。


「うん、えっと...」


まだ、少し迷っているかの様に、一ノ瀬先輩が続けて言う。


「お付き合い、しようと思います。」


嘘でしょ。


「本当に!?」


「うん。私も、中谷のこと、好きだし。」


嘘だ。


「良かった。」


「でも、皆に内緒ね?」


「もちろん!」


嘘だ嘘だ。


信じたくない。


知らなくて、良かったのに。


知ってしまった事実。