「待って、やだやだ。」 私は、必死に抵抗するが、さすが間宮くん。 全く私の意見を聞き入れない。 チケットを買い、ついに引き返せないところまできてしまう。 「そんなに嫌?」 先生が私の顔を見て、聞いてくる。 …完全に面白がってるじゃん。 「嫌ですよ。 怖いのとか見ると、…夜寝られないんですもん。」 「お子ちゃまだな。」 鼻でフッと笑って、間宮くんは言う。