「お前が笑ってる顔、みたことねぇし。」 「…。」 「毎日、楽しい?」 楽しい…? 私は首を横に振る。 「やっぱりそうじゃん。」 間宮くんは、地面に座る。 「間宮くんは、楽しんでるんですか? 毎日が楽しいと感じますか?」 「さあ、どうだろ。 でも、自分に正直に生きてきた。 だから、自分に嘘ばかりついてるお前よりは、楽しんでると思う。」