「は?そんなわけねぇだろ。
それは、お前のお母さんが悪い。

お前はよく頑張ってると思う。
無理しすぎんなよ。」


間宮くんは立ち上がって、私の頭をポンポンとする。
そして、図書室を出ていった。


「なんで…。」


私の鼓動はすごく早くなっていた。
図書室を出ていくとき、まだ一緒にいたい、そう思った。

私はしばらくその場に立ち尽くしていた。