「ありがとうございました。 お幸せに。」 「はい。ありがとうございます。」 私たちは、美容室を出た。 「もっと切ってもよかったんじゃね?」 「淘汰は短い方が好きなの?」 「いや、俺は梨依が好き。 だから、別にどんな髪型でも構わないよ。」 「そっか。」 「そういえば、話変わるけど、式の日付を決めてくれってさ。」 「いつでもいいよ。」