「うわぁ、美味しいっ!」 「よかったな。」 「うん。」 私は黙々と食べ進んでいく。 値段なんて、考えてなかった……。 「5万6300円だって。 食べすぎだろ。」 淘汰が笑いながら、私に言う。 「え、ほんとに? …ごめん。やっぱり、払うよ?」 「いいって。 美味しそうに食べてくれたから、それでいい。 じゃあ、これで。」 淘汰がお金を払い、一緒に外へ出た。