「だから、満点とらせるためって言ってるだろ? ほら、早く帰るぞ。」 「あ、はい…。」 「わりぃな、彼氏くん。」 先生は、間宮くんに言った。 彼氏?!こんな人が? 「彼氏なんかじゃありませんよ。」 「そーだよ。 誰がお前の彼氏になんてなるかよ。」 間宮くんは、ポケットに手を突っ込んで、偉そうに言う。