「あ、そういえば、
明日から梨依と同じ大学に通うから。」


手を繋いで歩きながら、淘汰はそう言った。


「えっ?!」


「案外簡単に入れた。」


……こういうとこ、変わってない。


「そっか。明日からが楽しみだね。」


「ああ。
迎えに行くから、一緒に行こう。」


「うん。わかった。」