「まあ、そんな落ち込むなよ。
お前には笑顔が一番似合ってると思うよ。
それに、俺も竜也もいるし、いつでも相談のるから。

ほら、そんな、くよくよしてたら、お母さんに怒られるぞ。」


「……うん、そうだね。
ありがとう。優真さん。」


私は優真さんに笑ってみせる。


「よかった。笑顔が戻って。
んじゃ、今日は帰るな。」


優真さんは、ドアノブに手をかける。