「先輩、ここ教えてくれませんか?」


「うん、いいよ。」


「佐野さん、ここ教えてくれるかな?」


「もちろん、いいですよ。」


先輩からも後輩からも、勉強を教えてくれと言われる日々。

それはそれで楽しいからいいんだけど、
やっぱり淘汰がいない毎日に、何か物足りなさを感じている。