「おっ、梨依ちゃんか。久しぶり。」 「ええ。 あの日はとても、楽しませていただきました。」 斎藤様はお母様と仲が良くて、よくパーティーに誘ってもらっていた。 この前も、パーティーに誘ってもらったのだ。 「こちらこそ。 梨依ちゃんのおかげで、楽しかった。」 「ふふっ。冗談がお上手で。」 私は、にこっと微笑みかけた。