「そっ。 一人も友達、いなかった。」 「淘汰なら、いっぱいいそうなのに。」 「いや、いなかったよ。 女子にモテて、なんでもできるからって理由で。」 「へぇ。女の子ねぇ。」 「……何考えてんのかわかんねぇけど、 俺、本気で好きになったの、梨依だけだから。 あと、キスも梨依としかしたことな……。」 そこまで言うと、はっとしたように手で口を押さえた。 「あるでしょ?」