数日後。

春休みになった。

今日は、優真さんとショッピングにきた。

よし、今日は思いっきり楽しも、っと。
そう思ったときだった。

目の前を、見覚えのある人物が通る。

……あれは……淘汰?


私は、思わず、呼び止めそうになっていた。
だけど、あるものをみて、体が固まる。

淘汰の視線の先に、中原さんがいたのだ。