私はその言葉を発すると、体の力が抜け、糸がプツンと切れたみたいに、倒れそうになる。 「…っと、あぶねっ。」 淘汰は慌てて支えてくれた。 「ごめん。」 私がそういうと、淘汰はぎゅっと強い力で抱き締めてくれた。 「お前がいない間、すごく寂しかった。 ただでさえ学校つまんねーのに、もっとつまらなかった。」 「…うん。」 「……梨依に、すごく会いたかった…。」