**葵依side**


はぁー

今日は何度ため息をついたかわからない。

何故私なんかに告白をするのかわからない。


中学ん時はあの容姿だった為告白なんかもされる筈がなかった。


今は丁度昼休みである。

「清水さーん、呼ばれてるよ!」

誰か知らない奴にそう言われた。

またかよ……。流石に正直まじうぜぇ…。

「ありがとう」

そう言って私は椅子から立ち上がろうとした。

「葵依ちゃんまた告白?凄いねー!!」

「いや、凄くないでしょ。流石にもううざいかな……。」

そう言いながら私は笑った。

「葵依ちゃん…こ、怖い………。」

「はははっ、ごめん。行ってくる」

「行ってらっしゃーい」


廊下に行ってみると案の定、男が居た。

「あの、何かな?」

「あっ、あのさ、ちょっと来てくれないか?」

緊張しているのか、顔が強張っている。

「良いけど…」

そう言うと男は歩き出した。