「嘘じゃねぇだろうな?」

「本当さ、お前みたいな奴を

俺らは少しでも減らしたいんだよ」

「ならその話のった」

「じゃあ決まりだな、こっちに来い」


そう言われ私は刑事の背後について行った。


通されたのは、ただの狭い部屋だった。


長机と椅子があるだけの殺風景な部屋。

「まぁ、とりあえず座れ」

そう言われ私は素直に座った。


「こちら側の為に働いてもらうから、

これにサインをしろ」

と言われ差し出された、ペンと1枚の紙。

言わば、契約書と言うやつだった。