そして、始業式は終わり、今はHRで委員をきめようとしているところだ。



「東條、向井」


「「はい」」



いきなり呼ばれてちょっと焦ったけど、すぐに用件を理解した。



「今学期もクラス委員頼んでいいか?」


「「はい」」


「よし!よろしくなっ」



あたしと拓真は1学期からクラス委員をしている。

ここまでくると、もう暗黙の了解か立候補者はいない。

よって、今学期もあたし達にまわってきたわけだ。