「…わかった。でも何にもすることがないんだったら帰ってもいいからね」
2時間なんてあたしからしたらあっという間だけど、巳波は何もしないで2時間待つのは辛いと思う。
出来れば抜けたいけど、もうすぐ1番忙しくなる時間帯になる。
「…ん」
巳波が頷いたのを見てからあたしは仕事に戻った。
すれ違いざまにいちごミルクを巳波がいる席に持っていく響が“え、この人が頼んだの!?”という吃驚したように目を見開いたのを見て思わず笑ってしまう。
最初はあたしもこんな風に吃驚したんだっけ。
あれから長い時間一緒にいるような気がするけど2ヶ月ちょっとしか一緒に居ないんだよね。
長く感じるのは1日1日が濃かったからかな?
「柚鈴ちゃん、これ2番に持って行って」
「はい!」
きーさんから渡されたミルクティーを2番に座ってるお客様に渡す。
そう言えば巳波が来てから退屈しなくなったな〜…なんて思いながら仕事に精を出した。

