家の前で倒れている男に餌付けしてみた結果(仮)



「何かしたいバイトあるの?」


「時給が高いとこ」


時給が高い所って…そんな簡単に見つかったら苦労しないよ…。


「時給も大切だけど、まずは働かなきゃそんなすぐに時給が高い所なんて見つかるわけないじゃん、見つける間はココみたいな所で働かないと」


そんな簡単には辞められないけど、辞めたいって言ったらその前に決めたシフトまでこなせば店長の許しがあればすぐに辞められる。


「…ココってまだバイト募集してる?」


ん〜、どうだろ。


最近、心が入って来ちゃったしなぁ…。


「後できーさんに聞いてみるよ」


こればかりはあたしではわからない。


「…誰?」


え?…誰って、きーさんのことかな?


「きーさんはココの店長だよ」


珍しいものがあるもんだ。


あまり他人には興味を示さない巳波がそんなことを気にするなんて…。


「…ふ〜ん」


でも、自分から聞いてきた癖に反応が薄い。


なんなの…本当に、巳波のことを知りたいと思うけど、全く巳波の考えてることがわかんない。