彼のことが好きになってしまったんですが。



「いい眺めでしょ?」


「うん」


2人でフェンスに寄りかかりながら眺める夕焼けは、今までで一番綺麗だった。



「…なつ。」


「え?」



今、私を呼んだの?




「いや、なんて言うか…ちょっと呼び方も変えてみたいな、なんて…」


今まですごく余裕に見えていたのに、焦ってる江藤君。