彼のことが好きになってしまったんですが。



「すごかったね…」


「うん、すごくかっこよかった…」


2人とも少しの間、ぼーっとしていた。







「橘!」






そのとき、秋山君が美海を呼んだ。





「来てくれたんだな!」




嬉しそうに、子供のように笑う。