監禁

目が覚めた。長いこと寝ていたようだ。
それにしてもここはどこだ？
「ここはどこだよォォォォ！だせぇ！」
他にも人がいたのか。天華はあまり驚かない。あんな事されて今さら驚く理由もない
まだ眠い。そんなことさえ考えていた。
眠気が覚めてきた頃天華は自分のおかれた場所がどこかわかった。仮説だが、誘拐されたのだろう。天華のいた部屋には、性別、年齢がバラバラの人達が円形に並べられた椅子に座っている。というより縛られている。天華自身もだ。いきなり放送がかかった。
「ハロー。皆さんお目覚めかな？」
間抜けな声が聞こえてきた。男の声だ。
「さぁさぁ皆さーん楽しませてくださいねー？貴方たちは誘拐されました～♪助かりたければ私達の言うとおりに！従ってくださいねー？細かいルールは、皆様の真ん中にあるテーブルの上にありますから～。
ルールをやぶると、。」
「シニマスヨ」
そこにいた全員が感じた。これは冗談ではない。真実なのだと。