『うん…ありがとね!名前なんていうの?』 『俺は晴輝』 『晴輝か…!元気でたよ』 愛莉は嬉しそうに言った。 ――――――――――――――――― その何日か後、また愛莉に会った。 その日は俺が退院する日だった。 『今日、手術なの...!治るかわかんないけどね…ありがとね!晴輝っ』 無理して笑ってるのがわかった。 手術が怖いんだろう。 『そっか!がんばれ! 俺は今日退院だけど、ずっと忘れないよ』 『うん、ありがと!』 愛莉は何か言いたそうだったけど、笑って手を振ってきた。