雪は申し訳なさそうにしている。 「晴輝君。今日はありがとうございました」 雪のお母さんは上品に言い、雪と一緒に家の中に入って行った。 雪…大丈夫かな… でも、なんで健汰を追いかけて行ったんだろう。 カラオケの部屋からでたあと、健汰と話してる雪の後ろ姿しか見れなかったからな。 やっぱり雪、健汰のことを好きなの…かな。 ただ、月の明かりだけで照らされてる細い道を俺は歩き続けた。