私は、玄関のドアを開けお家の中に入った。
「「おかえり~」」
お母さんと、弟の声が聞こえてきた。
「ただいまっ」
私も大きな声で言った。
「あれ?お父さんは??」
私は聞いた。
今日は土曜日なはずだけど。
「最近お父さん、お仕事忙しいみたいでさ」
大事なプロジェクトを任せられてるらしい。
「そっかぁ~大変だね」
「じゃあ、そんなお父さんの為に明日、お菓子でも作ろっか♪」
「うんっ」
やっぱりお母さんとお父さん、仲良すぎる。
憧れるな。
もし、晴輝と結婚できたらな。とか考えていた。
なにやってるんだろ、私…。
恥ずかしくなった私は自分の部屋に駆け込んだ。

