こんな時は、いつも雪を思い出しながら耐えていた。 お母さんだって、俺をここまで1人で育てるのは、俺が1人でいる時の辛さより辛いはずなんだ。 だから、息抜きも必要っていうのもわかってる。 だけど、寂しくなる時があるんだ… 小さかった頃は、お母さんが帰ってくるか不安で泣いちゃったこともあった。 今は、もう高校生。 こんなことで、寂しくなるとかどんだけ子供なんだよ。 真っ暗の部屋のまま、俺はベットに横になりそのまま少しだけ目を瞑った。