Cry in fear~初恋はあまくせつない~

お母さんは、泣きはじめた。大粒の涙

は、お母さんの頬へと、とめどなく流

れた。
「そんなこととは、なんだそんなこと

とは、久し振りの休日なんだぞ。俺に

とっちゃすごく大事なことなんだ。そ

れで星菜がどうかしたのか?」

「星菜をみて……」

「なんな……!!!!!!???」

お父さんの顔が驚きにかわった。

「おい!大丈夫か!?おい、お前早く

救急車を呼べ!!」